手取り22万円でも、33歳で1億円を貯める方法
「手取りが少ないし、どうせ貯金してもそんなに貯めることはできない」
「平凡なサラリーマンだけど、億万長者になって、周囲を見返したい」
こんな方でも大丈夫です。
今回は「今資産形成されている方」もしくは「これから資産形成していこうという方」
に向けて、お勧めの書籍の考え方に関してご紹介します。
この書籍の著者である井上はじめ氏は、事故によって半身不随の身体になった状態で
資産1億円を稼がれた方です。
私も30歳の平凡なサラリーマンですので、資産形成を行う上で、一つの参考にさせていただいております。
まず簡単にまとめを申しますと、
「必死に節約して種銭を作り、資産が増える見込みの高い国へ、積み立て投資を行うことで、
資産の礎を築く」という方法です。
かの世界的な大富豪であるウォーレン・バフェット氏(2020年8月31日付 総資産額9兆円)も、とても質素な生活で知られています。
マクドナルドのチェリーコークが大好物で、朝食の金額は350円ほどみたいです。
日本では最近でこそ投資へスポットが当たっていますが、世界的に見れば
本当に資産を増加させようとするのであれば、生活コストを抑え、投資へ回すということが
当たり前な方法として認知されていることが分かりますね。
さて本題ですが、
本書籍での、1億円を貯めるためのポイントは、大きく分けると3つあります。
1)節約による、積み立て金額の最大化
2)資産の増加が見込める、米国株ETFに積立投資
3)家賃を削減するため、自宅へ不動産投資
1)節約による、積み立て金額の最大化
手取り額22万円のうち、毎月10万円を積み立てし、5年間で700万円もの金額を貯蓄。
一般的には毎月10万円ずつ積立を5年間で積み立てすれば、600万円となります。
しかし投資による配当金を再投資することでの、複利効果を踏まえると
年利3%であれば、20.315%の税引き後でも約638万円となります。
この利回りに加え、元本の値動きを加えれば十分700万円には到達する可能性があります。
また積み立てNISAや、iDeCoなどの非課税を活用すれば、税金も取られないので、
さらに効率良く資産を増加させることができます。
2)資産の増加が見込める、米国株ETFに積立投資
日本国内ではあまり感覚はありませんが、世界の人口は間違いなく増加傾向にあります。
2019年時点では77億人、2030年には85億人、2050年には97億人になると言われております(情報元:国際連合広報センター)。
つまり何が言いたいかと申しますと、世界の人口が増える=流通している通貨量が増えるということです。
要するに人口が増加していくと、GDP(国内総生産)も増加するため、株価が右肩上がりトレンドで推移する可能性が非常に高いということです。
もちろんリーマンショックやバブル崩壊などの下落を含めた上です。
ただしこれはGDPが増える見込みのある国であるということ、人口が増加している国に限定される考え方です。
なので日本は少子高齢化により人口の増加は見込まれにくいため、投資対象としてはあまりよくないということになります。
一方で世界的な経済大国である米国は長期的にもまだ人口増加が続いていくと見られています。
そして1928年からのダウ平均株価の推移を見てみると、ずっと緩やかな右肩上がりである事が分かります。
1928年が500ドル程度だとすると、2018年が25,000ドル程度なので、約50倍です。
2000年に始めていても10,000ドル程度ですから、2.5倍に上昇しております。
また2021年1月31日終値であれば、30,602ドルなので、さらに上昇しているということになります。
つまり仮に2000年に100万円を預けていれば、2021年時点で300万円以上に値上がりしているということなので、長期的に見ても積立投資でお金を置いておかない手はない、という考えに至ります。
投資信託とは何百、何千という株式に分散して投資を行なっている集合体のことを言います。
一般的に株式投資であれば、例えばソフトバンクへ株式投資をしており、ソフトバンクが倒産した場合は紙切れになるリスクがあります。
その代わり、利回りが高く設定されています。
一方で投資信託の場合であれば、複数の銘柄に投資をしているため、倒産リスクがほぼない代わりに、利回りが株式投資に比べると劣るという特徴があります。
もう少し掘り下げると、投資信託の場合、実際に買付を行う会社との間に、運用指図会社や、指図に基づいて運用を行う受託会社、また銀行の窓口などの販売代理店があります。
つまりランニングコストが高くなりがちという特徴もありますので、注意が必要となってきます。
そこで意識するのが、インデックス投資という株価指標へ投資をするという手法です。
この方法であれば、人的なコストがほとんど入らず、管理コストも非常に安価で済むため、
長期的な積み立て投資の場合、メリットを受け取りやすい方法となっております。
また毎月自動的に積み立て投資を行うことで、相場が上がっている時、下がっている時関係なく買い付けを行いますので、ドル・コスト平均法の要素も含まれ、なお良いとされております。
つまり長期にわたって、自動で積み立てを行うことで、長期であれば長期であるほど買付単価が平均値化され、リスクを抑えることにつながるという事になります。
3)家賃を削減するため、自宅へ不動産投資
最後に固定費削減部分です。
この方法は家賃を削減するために、自宅をも投資対象にしちゃおうという方法です。
一定の不動産の知識や経験が求められるため、やや上級者向けの方法かもしれません。
地価が今後上昇しそうな場所、駅近や窓向き、近隣施設などから割安物件を見つけて購入し
自ら安価でリフォーム業者を見つけ、数年後に売却利益を出すという方法です。
売却益を確保することで、それまでに支払った物件購入費やリフォーム代は実質0円となり
大幅な節約になるという考え方です。
ある程度知識などもあり、ご家族の了承ももらえる環境下であれば、やってみるのも一つの方法かもしれません。
以上が、手取り22万円でも、33歳で1億円貯めれる方法のご紹介です。
もちろん相場などの変動なども含まれるため、あくまで可能性がある方法の1つとしてご参考になればと思います。
気になる方はぜひ読んでみても良いかもしれません。
明確な自己投資であれば散財もございません。
これからの人生の糧になること間違いなしです。
読みやすい書籍です。
お勧めいたします。